40年前の8月17日、静岡県は熱海市で僕は生まれました。
こんな暑い季節に……よくもまあ、母上には感謝です。毎年頭が下がります。ありがとう。
「誕生日の前後はラッキーなことが起きやすいから、見逃さないようにね!」と、うれしいメールを
ホークス先生からいただきました。僕も確かになんとなくパワーが普段よりあふれ出す感じがしていたので、メールを読みながらむふむふしてました。
一つ目。
「分とく山」の野崎さんと写真を撮りました。なぜか登場したはっぴをみんなで代わりばんこに着たりして。撮影も楽しかったし、記念になりました。
実は6年位前かなあ。
「40歳をこえるとだんだんね、色々なことを経験して、その人間が出てくるんです。それまでは一生懸命、がむしゃらにがんばる。そのあと、少しずつ自分が出せるようになればいい。」
ふとした撮影の会話の中で、聞いた一言がとても大切な気がして。ずっと心の中であたためていたんです。
そんなことばを僕に言ってくれた野崎さん。独立したばかりで、色々とあせる僕の、心を読まれていたのかなあ、なんて思います。
もちろん個人差もありますし、「そうなれたらいいなあ」と思っていたんですが、40歳になる前の、30代最後の単行本撮影になりました。(^_^) ふしぎだなあ、と思います。
重枝もはっぴを着てノリノリです。
二つ目。
誕生日当日は
Facebookで、「おめでとう!」って、たくさんの方に言っていただいて、感動。うれしかったし、こんなにたくさんの人にお祝いの言葉をかけていただけるなんて、ネットの力はすごいなあ、と本当に驚きました。
で、夕ご飯は、銀座の「高はし」で、誕生会をしてもらいました、彼女と重枝に。
お盆明けの材料が少ない中、高はしのご主人、おかみさん、心のこもったご馳走、忘れません。ありがとうございました。
僕、はも大好きなんですよね。「誰かのためにつくる」って気持ちが心を打つんだなあ。そう思いました。写真もおんなじだと思います。がんばらなきゃ。酒ひとくち、肴ひとくちごとに感謝! でした。
自分がこうして写真を撮影していられるのは、ほんとうに周りのみなさんのおかげなんですよね。しみじみになっちゃうけど、いつもありがとうございます。
「高はし」でおいしいものをたくさんいただいて、おなか一杯になったわけですが、そこであることを思い出したのです。僕のおじの店が、近いかもしれない。
僕は学生時代おじの家に厄介になっていたんですが、おじは銀座でバーテンダーをしています。
いつもは新橋方面から来ることが多いので、考えたことがなかったんですが、行ってみたら、やっぱり近い。というかすぐでした、おじの店。
久しぶりにおじに会うと緩む緩む。(笑)
僕はおじに似ているといわれます。でもおじはわりと背も高いし、僕よりもダンディーだから、ぜんぜん似ていないと思うんだけど。
ウイスキーをのんで、帰りにプレゼントまでもらって、もう幸せマックスで家路に着きました。
利春おじさん、裕子さん、ありがとう!
三つ目。
で、今日は40歳と1日目。重枝がケーキを買ってくれました。昨日はケーキ食べられなかったからね。
昨日彼女にご馳走になったので、今日は僕がご飯を作りまして、引き続き重枝と三人での夕食でした。重枝のチョイスはコクテル堂のバナナチョコタルト。僕の大好物です。
別売のろうそく
40本を立てたケーキに、僕は心拍数が上がります。
「だって、クリームが溶けるのでは?」 ろうそくに火をつけながら、重枝もだんだん心配顔に。
で、結局バースデーソングを歌い終わらないうちに火を消すことになりました。だって、ガナッシュは溶けはじめるし、ロウはぼたぼたするし。
でも、思い出に残るおいしいケーキでした。ちょっとホットな場所もあったけど。ガナッシュ溶けて。重枝、ありがとう。
火事にならなくて良かったよね。
ちなみに彼が帰るとき、一言。
「来年はバスキンロビンスのアイスケーキだね。正美さんが夏に生まれたのが問題だよね」
いただく側で申し訳ないけど、サーティーワンのアイスケーキは勘弁。家の冷凍庫、いつも一杯だからさ。ね。
人生、会いたい人に会えて、食べたいものを食べられるってもっとも幸せだと思っています。
40歳まで健康でがんばって来れました。これから先もずっとみなさんと写真を通じていい人生が過ごせるように、一生懸命がんばります♪
本当にたのしい誕生日の前後でした。感謝です。
鈴木 正美
――マンガとか映画でよくある「おじいちゃん100歳のお誕生日おめでと〜!」とか言ってケーキの上に100本ロウソク立ててるの、あれはウソなんだね! Σ(゚Д゚;)
重枝 龍明